せいけ

ラ・ポワント・クールトのせいけのレビュー・感想・評価

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)
4.0
夫の地元の田舎町にやってきて、別れ話をする夫婦の話
フィクションとドキュメンタリーが同居しているような不思議な味わいだった
町での暮らしについての話題が大半な地元の人々、それに対して哲学的な会話を続ける夫婦の虚構性が高まってくる
ほのぼのした町の風景に脱力していると時折驚くようなショットが挿入される
そのショットに驚いていると、生物としか思えない動物が画面に現れてくる
そのなんともスケールの小さな多層性に個人的に惹かれるものがあった