このレビューはネタバレを含みます
知事選の有力候補である、市議会議員のミョンヒ。
知事選の活動の最中、息子が飲酒運転の上ひき逃げ事件を起こしたことを知る。
自宅に戻ったミョンヒは、事件の揉み消し工作を行うが・・・
加害者の父親と被害者の父親の葛藤・・
いや、そんな言葉に収まりきらない、ズシンとした内容。
いわゆる犯人探しのミステリーと思ってみていると、ミスリードされる。
タイトルにidol (偶像)とあるが、いろんな偶像が破壊されていく。
市民運動のリーダーという偶像、
息子を庇う良き父親という偶像、
被害者の父親という偶像、
かわいそうな不法移民の女の子という偶像
ラストは、なんの意味もない偶像に万雷の拍手が送られる。