人間とは、なんだかんだ言って自分のことを1番可愛いと思ってしまう生き物なのか。
ある轢き逃げ事件をきっかけに、新たとなる謎の数々。
障がい者差別だけではなく、人種差別、そして所得格差。
こういった自分自身と他人の違うところが本作ではたくさん描かれており、私も気付かないうちに差別をしてしまっているのではないか?そもそも私自身は一体どういう存在なのかと考えさせられた。
自分とは異なったり、考え方の違う別の存在を嫌悪したり遠ざけようとする人間の奥底にある汚い部分は昔も今も、そしてこれからもなくならないのかもしれない。
カメラワークが素晴らしくて、怖い!気持ち悪い!と思うようなダイレクトな描写が少なくて、逆に想像力を掻き立てられる感じだった。
何度もビクッ!とした。怖いもん!
とある場所のシャワールームで床に置かれたもの…
もう観てていたたまれない気持ちになった。
まだしっかりと理解しきれてはいないが、こういうことか!!と点と点がつながったときの衝撃。
偶像の意味が見えてきたとき、ゾッとした。
やはり韓国映画ってすごい。