daiyuuki

スーパーティーチャー 熱血格闘のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.8
香港の中で成績最低の学校とレッテルを貼られ、教育局から補助金を打ち切られる寸前のタックチー学園。ある日、チャン・ハップ(ドニー・イェン)という男が教師として採用され、不良や問題児が集まる6Bの担任となる。そんなクラスの中で、特に5人の生徒は誰にも手が追えないほどであったが、チャン自身の経験とテクニックで彼らと向き合い、次第に信頼を得ていくのだった。そんななか、チャンがタックチー学園出身で過去にトラブルを起こして退学し、その後、アメリカで海兵隊兵士として活躍していた事実が明らかになる。一躍、時の人となったチャンは、校内でも一目置かれる存在となるが、生徒の一人が自殺未遂を起こしたことで、世間やマスコミは一斉にチャンを叩き始める。やがて、学校を去らなければならなくなってしまうチャン。そんな彼に共感を抱いていた生徒や同僚の教師たちは、チャンと学校の名誉を守るために立ち上がる……。
熱血刑事やカンフーマスターを演じてきたドニー・イェンが、長年温めていた学園もので熱血教師に挑戦した意欲作。
ナイジェリア移民の子で、シンガー志望のホン、弟ばかり可愛がる父と不仲で車の運転が好きでF1ドライバー志望のウォン、母親が男と家出して以来父がアル中でゲームに現実逃避しているクワン兄弟、祖母と二人暮らしで貧困状態にありアルバイトで家計を助けているレイ、タックチー学園から見放されかけている問題児に、ドニー演じるチャン先生は生徒記録を熟読し生徒が抱えている問題を理解し「熱血家庭訪問」に始まり「父娘公道ゴーカート・レース」「街頭ライブ飛び入り参加」「アルコール依存症更生施設体験学習」など型破りな方法で生徒の問題を解決する手助けをして常に励まし秘めた力を引き出して「勉強することで正しい判断力を身につけて夢と志を持って人生を歩む生き方」に導く熱血指導をして問題児が更生していく王道な学園ドラマの前半では、補助金目当てで偏差値偏重に教師や教育委員会が傾き生徒に過剰なプレッシャーを押し付けて生徒がストレスからいじめや非行に走る香港の教育問題を浮かび上がらせる社会派色が強いけどチャン先生が問題児を型破りな指導で更生させる王道な学園ドラマがダイジェスト的だが楽しめる。
過去の遺恨からチャンを恨み、ビル街建設の地上げのため学園を潰そうとするローと生徒を守ろうとするチャン先生のバトルでは、総合格闘技の試合や学園でのロッカー室やジムでのロッカーや椅子などその場を利用したアクロバティックなギミックとドニーお得意の総合格闘技アクションをミックスさせた「ドニー・イェンがジャッキー・アクションに挑戦した」ユニークな格闘アクションが楽しめる。
プロデューサーにも挑戦したドニー・イェンの若者に対する熱いメッセージが込められた熱血学園格闘アクション映画。
「君なら出来るさ!You can do it!」