ろまのふ

37セカンズのろまのふのレビュー・感想・評価

37セカンズ(2019年製作の映画)
3.3
高評価レビューが多くて気になってた作品。

2021年Netflixにて鑑賞。

37秒。生まれる時にたった37秒息をしなかっただけで脳性麻痺となってしまったユマ。友達の漫画のゴーストライターをしながら、過保護な母親と2人で過ごす日々。ある日、同人誌の作家応募に行ってみるが、経験のないものは面白いものは描けないと言われ、ユマの冒険が始まるー、、。

主演を感じられた方も実際に障害のある方で結構序盤のお風呂シーンからびっくりしました😳
よくある女優さんがそういう役をやられるのかと、、。
そのリアルさがあったからなのか、演技に嘘がない感じがしてどこかドキュメンタリー感もありつつ、でも映画としてちゃんと観れる作品でした。

前半から後半にかけてユマが冒険していくというか、自分の人生を歩んでゆくというかその様がよかった!

もう大人だし1人で自分の人生を歩みたい、でも現実問題人の助けが必要。性の部分もそう。やっぱり障害のあるとないで違いはあるんだということをそのまま描いてたような感じがした。

37秒。誰かを救えた尊い時間でもあり、自らの今の運命を決めた憎いような時間。
でも「私でよかった」と言えるのはすごいなー。
てっきり、たった37秒だったのになんで、、ってマイナスの意味の方が強いメッセージの映画かと思ってました。

人に認められたいと思いつつも、自分を認められていなかったのは実は自分で、、、その葛藤と乗り越えていく姿が印象的でした。

全体通して渡辺真起子と大東俊介がよかった!!

ただ、前半はこんな性に関する内容が含まれてるとは思わなくてとまどった(笑)
あと、高評価レビューが多すぎてハードル上げすぎました、、。


2021年レビュー20本目。
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