joruri

37セカンズのjoruriのネタバレレビュー・内容・結末

37セカンズ(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

試写会で観たのでネタバレつけておきますが、、傑作!

本当はすぐにでも話したくて大声で伝えたいぐらい素晴らしかった。
監督・俳優、どちらもすごい才能に出逢ってしまった。

これは障害者の映画では無い、普通の女性の成長の物語だ、
とレビューで散々書かれてますが、まさにその通り、一人の女性の「冒険」の物語です。

冒頭のお風呂のシーンからこの映画の本気度を感じた観客は俺だけではないのでは。そこからずっと没頭するほどに面白かった。ユーモアあり、映像演出のかっこよさあり。あの東京の夜景は過去にない美しさ。セリフの少なさも良い。「間」が大いに語り飾りのない台詞が活きる。女性の「0から10までの成長を描きたかった」と監督hikari。主人公ユマが世界に飛び出していく時のワクワク感たまらないし、俺の中ではちょう陽気なBGMが鳴り響いていたよ。リハビリ中の逃亡するときの笑顔とかたまらないし、まさかタイまで行っちゃうとは思わなかったけど、そういう、スイッチがどんどん入っていくポイントがたくさんあって楽しい。ビルの明かりの宇宙人の下りをあんなに綺麗に見せるのとか、本当褒めすぎだけどすっごく良かった。


主演の佳山明と母親役の神野三鈴が繊細な演技で心鷲掴み。
あと、大東駿介もすごく良い。

褒めてばっかりであれなのですが見ないと損する素晴らしい作品。傑作だ。


気になったかたはぜひ監督hikariさんのインタビューを読んでみてください。
https://wired.jp/2020/01/20/hikari-37seconds-interview/
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