このレビューはネタバレを含みます
オープニングでの曝け出しに「えッ!」となりつつ、不自由な身体で生まれた苦痛や偏見と日々直面しながらも前向きに生きようと奮闘し苦悩するユマの姿に、身障者の大変さは映像で実際に目にすると伝わってくるものが全然違うなぁと感じました。ドキュメンタリー的な内容なので先が読めてしまうシーンも有り、ちょっと油断しながら観ていたら、21歳にして初めて出逢った双子の姉妹が、別れの直前になって、やっと本音をぶつけ合うシーン。姉からの問い掛けに対し、ユマが発した一言に、これまで彼女が背負って来た人生の重さと優しさが詰まってて、ズシリと心に刺さり、不覚にも涙が止まらなくなってしまった。
地味だけど、誰もが是非一度は観て欲しい良作でした。