柏エシディシ

マイ・ブックショップの柏エシディシのレビュー・感想・評価

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)
3.0
イザベル・コイシェらしい、ありがちな感傷に流されない苦い結末だけれど、ほんのり心に暖かな余韻が残る。

主人公の小さな決意とひと時の成功。決して無駄では無かったと思いたい。何かをやってみようと考えている女性に限らず、たくさんの人に勇気を与える映画。

エミリー・モーティマーはいくつになっても柔和な愛らしさがあって良いなぁ。
目を小さくして笑うのが可愛いのよね。ただ優しそうなだけでなく、芯の強さや頑固さも感じさせてほんと、チャーミング。
ビル・ナイとの慎ましかな交歓も沁みる。あんなエレガントな爺に、私はなりたいw
ふたりを繋げる本が個人的に大好きなレイ・ブラッドベリというのも絶妙でした。

手編みのポットカバーとか当時の時代の空気を感じさせる小道具や、書籍の装丁の品の良さやもちろん衣装など、細部まで丁寧で愛らしいです。