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マイ・ブックショップのaloniatreeのレビュー・感想・評価

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)
3.8
もっと可愛い雰囲気の内容かと思いきや、なんだか現代と重なる悲しい内容だった。

町の権力者はただただ下品で、その取り巻きもひたすら下品で嫌な人達。

7年もほったらかしの物件が、いざ他人の手に渡るとしると、何が何でも自分の物にしたくなるガマート夫人て、どっかの国の総理大臣みたいに見えた(笑)
自分の権力でどんな事でも自分の思い通りに出来ると勘違いしている。
このキャラが最高に腹立った(笑)
そういう人に擦り寄るノースという男(笑)どこにでもこういう人っているのねーと(笑)

こういう下品なキャラがいるからか、余計に主人公の生き方が美しく思える。
その人に共感する人達もまた気持ちの良い素敵な心持ちの人達。

どんな社会であっても自分のやりたい事を貫こうとして静かに闘う主人公がせつない、けど、主人公の生き方の方が断然好きだな、と思いましたとさ(笑)

自分の「良い」と思うことを信じることって素敵だなと思える映画でした。

ちなみにクリスティーンの衣装だけ、とても好みで超可愛いかった!(笑)

ちなみに…
私自身も書店員だったし、本屋に行って何とは無しに行ってプラプラするのが好きな本好き。
その日その時にどんな本に出会うのか、みたいな偶然みたいな時間も大好き。
本屋さんの佇まいも、本の装丁も、書店員が考えたんだろうなーと分かる棚の構成なんかも感じながら書店を楽しむのが趣味です(笑)
だからあんな形でお店を取り上げられた主人公が不憫でならないのよー!キーってなるわよー!みたいな(笑)
そんな感じです(笑)
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