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ブルー・マインドのピッコロのレビュー・感想・評価

ブルー・マインド(2017年製作の映画)
3.5
背伸びがしたいお年頃

キレイで神秘的なジャケ写。
何故か、ジロジロ眺めたくなる。
ただ、このジャケ写、少しネタバレになっておりジロジロ眺めてると、この映画がどういう映画なのか予想できてしまう。
予想通り、的中しちゃったのが少し残念。

ジャケ写はキレイだけど、映画の中身はキレイとは程遠い内容。
汚くて、苦しくて、醜くて、切ない。
失神者が続出した"ある映画"と同様、少女にある変化が訪れ本能に目覚めていくというお話。

主役は、ミア(15歳)の成長物語。
思春期という大人の階段を昇ろうと必死にもがく時期であり、少し背伸びがしたい時期、そして危うい時期でもある。
善悪の判断が、曖昧で、とりあえず仲間と一緒なら何をしても大丈夫だろうと勘違いする時期でもある。

お酒を飲んだり、タバコを吸ったり、ドラッグ吸ったり、万引きしたり、金魚食べたり。

そんな時期に、体に変化が訪れ、苦しんでいく。
誰かに相談したいけど、反抗期なので相談できなくて・・・。
と、誰もが経験したであろうメンドクサイあれやこれや。

そして、クライマックス。
ここだけは、ジャケ写のように神秘的で幻想的でファンタジー!

正直言って、あんまり好きなジャンルの映画ではなかったけど、ラストは凄く良かった。

思春期という名のおとぎ話。

wowow
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