きき

楽園のききのレビュー・感想・評価

楽園(2019年製作の映画)
4.0
閉塞感。たぶんすべての元凶は閉塞感。ただただ変化を恐れて牙を剥く、息詰まるような閉塞感。閉じた世界にいる人間の狂気。
おっぱい(スペシャルアクターズ )か、曲がったキュウリ(HiGH&LOW THE WORST)があれば何か違ったかもしれないのに・・・とわりと本気で思った。
黒沢あすかはわりと映画のなかでひどい暴力に晒されがちだけど、それに負けないしなやかな強さがいつもあるようにみえてとてもいい。
あと片岡礼子のだらっとしたハーフアップは40代の生活感とか慢性的な疲れとかいろんな悲哀すべて詰まっているみたいなリアリティ。
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