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恋恋豆花のDickのレビュー・感想・評価

恋恋豆花(2018年製作の映画)
3.0
1. 初版2020.04.14

❶相性:やや不良。
➋日常生活に倦怠感を感じている女子大生・奈央(モトーラ世理奈)は、父・博一(利重剛)の勧めで、博一の三度目の妻になる予定の綾(大島葉子)と二人きりで、一週間の台湾旅行に出かけることになる。
➌奈央は綾の案内で、九份を皮切りに、台北、台中の観光地を巡り、スイーツを中心に美味しい名物料理を食べ歩く。
その途中で、世界を旅する日本人バックパッカー(椎名鯛造)、日台ハーフのシンガーソングライター(洸美-hiromi-)、台湾の人気俳優(シー・チーティエン)、台湾女性(ヴィッキー・パン・ズーミン)等に出会い、彼らの優しさに触れる。
そして、当初はぎこちなかった奈央と綾の間には、実の母娘のような信頼感が生れる。
❹気楽な観光映画。悪い人は一人も登場しない。良く言えば、メインのスイーツと同様「甘い」、悪く言えば「パンチの乏しい」内容に仕上がっている。
❺2人が各地を移動する時、殆ど荷物を持っていないのが気になった。宅配便等で前もって送るシーンも一切なかった。一週間ならキャリーバッグくらいは必要だろう?
まあ、「甘い」内容なので、いちゃもんをつけるほどのことはないか?(笑)
❻トリビア:ホウ・シャオシェン『恋恋風塵』と似通ったタイトル『恋恋豆花』の「豆花(ドウファ)」の意味:。
劇中で説明があるが、豆花は、大豆から得られた豆乳を硫酸カルシウム等の凝固剤で凝固、成形したもので、豆腐よりも柔軟なゼリー状の食品、小吃の一種である(Wikipedia)。ツルンとした豆花に、落花生、白玉団子(湯圓)、タピオカ、フルーツなどさまざまなトッピングをのせ、スープのようなシロップ(砂糖、黒糖など)をかけて食べる、台湾スイーツの王様。

2. 追記2020.05.14

❶評価:
①KINENOTE:69点/100点/14人
②Filmarks:3.2/5.0/76人
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