このレビューはネタバレを含みます
起伏は物足りなかったけど、登場人物の距離感が面白い作品。
父の死後、天涯孤独になった少女の所へ叔父を名乗るオムテグが来る。
初めは警戒しているが、調子のいい叔父につられていく。
実は叔父は保険金目当てでしかも恋愛詐欺師という・・・
カメオが実力派ばかりでびっくり。パラサイトの母チャンヘジン、とお手伝いさんイジョンウン、ロースクールの検事ファンジョンミン、「ある春の夜に」の先輩薬剤師ソジョンヨンと名作をささえている女優ばかり。
父のお見舞いにもこなかったと責めるシーンの後に、裁判所からの出頭命令のとこになり、「あ、服役してたのかな」とか匂わせる演出がうまかった。
てか、なんか距離感の取り方が独特で、やさスウィートな笑顔でこの役にオムテグをキャステイングしたのが素晴らしい。
少女役イジェインは「ラケット少年団」出てなかった?
なんかツンとしながらも目がまっすぐで綺麗な子だなと思ったし、警戒心と歩み寄りを行ったり来たりするティーン像が瑞々しかった。