クルードス

未知との遭遇 ファイナル・カット版のクルードスのレビュー・感想・評価

3.0
過去にテレビ放映等で観る機会があったにも関わらず、ずーっと観逃してきてしまっていたが、今回の午前10時の映画祭でようやく観られた。

キラキラしたUFOのイメージが強かったが、ストーリーは人間ドラマが中心。

UFOを探す科学者チームの話と、UFOに遭遇してから意味不明な山のイメージに自分の意思とは関係なく取り憑かれてしまう男の話が平行して進む。

イメージする山の模型が作れずにぶちまける姿はクリエイターのようにも見えるし、謎のイメージに取り憑かれてしまったせいで、家族が崩壊していく様はカルト宗教にハマっているかのようにも見えた。

最後に男に訪れたのは救い?
周りからどう思われようと、家族を捨ててでも自分の信じているものに向かって突き進めば、理解者も表れてきっといい事があるって事?

画面の美しさと音楽の壮大さで感動に持っていこうとされても、話には全く乗れなかった。
自分の生きる道に迷っている人や、既にこのような道を選択した人が観れば救われるのかなあ…。

中盤に出てくるUFOの重低音の強さは良かった。ここは劇場で観た甲斐があった。

宇宙船が出てくるワイオミングという地名、最近聞いたばかりだと思ったら、バイスのチェイニー副大統領のお膝元だった(^^;