わだげんた

未知との遭遇 ファイナル・カット版のわだげんたのレビュー・感想・評価

3.8
映画館で再見する日が来るとはなあ。
すごくすごく感慨深い。

記憶が曖昧なんですが、いまゆる”大人の”映画を映画館で最初に観たのがこの『未知との遭遇」だったと思います。

今回観たのは『ファイナルカット版』なので、厳密にいえばあの時観たものとは違うわけですが、でもでもオープニングのジョン・ウィリアムスの音楽を聴いただけでもジーンときてしまいました。

ジーン。

オリジナルを観たのは今や無き、栃木市にあった”栃木セントラル劇場
”って映画館。多分今は栃木市には映画館はないと思いますが、僕が子供の頃はまだあったんです。

セントラル1とセントラル2の2つの劇場があって、『未知との遭遇』はセントラル1で上映されたと思います。

まだ『スターウォーズ』が上陸前の話で、SF映画をスクリーンで観るということに大興奮した記憶が。

当時の宣伝コピー『宇宙にいるのはわれわれだけではない』にワクワクしてね。第3次接近遭遇は宇宙人と接触すること、なんて無駄知識覚えたりして。

誰と観たのか全然覚えてないけれど、やっぱりラストシーンは強烈で今でも鮮明に覚えております。

あの電子音とともに行われる手話、学校で流行ったなぁ(笑)

おそらく、「未知との遭遇」を観るのは初見以来だと思うんですが、ラストシーン以外にも覚えてるシーンが多々あって、子供ながらに一生懸命観てたんだな、と我ながら感心してしまいました。

あ、今回シアタス調布の一番大きなスクリーンでの鑑賞だったのも良かったなぁ。午前十時の映画祭の作品を大きなスクリーンで上映してくれるシアタス調布さん、グッドジョブです!

さてさて約40年振りに観て一番最初に思ったのは…。

小学生の俺、内容理解できなかっただろうな、ってこと(笑)

難しい、っていうか、お父さんのあの行動を理解するような度量はないよね、小学生に。

あの山を家の中で作る行動、家の中じゃなくちゃいけなかったのかな? 外でもいいじゃない、って思っちゃったり。

あと、恋愛的な面であの人とあの人が別れて、あの人とくっついて…、ってのがちょっと理解できなかった(笑) なんであの二人がくっついちゃうのか。

いろんなハテナ? はあるものの、やっぱりおもしろかったな。力業の力作って感じ。スクリーンで観られて良かった。

小学生の俺と語ってみたいな、この映画のこと。
案外鋭い意見言ったりするかもね(^^)d
わだげんた

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