Haman

未知との遭遇 ファイナル・カット版のHamanのレビュー・感想・評価

3.7
かなり昔に一度観たことがあって、それが劇場公開版なのか特別編なのかファイナル・カット版なのか、名作によくあるバージョン違いがどれだか分かんなくなる問題、これってTUBEのあの夏の曲がさ!て言われてもどれのこと言ってんのか分からないのと似てるよね。なんてことはどうでもいいのだけど、この『未知との遭遇』をどのバージョンで観たかなんて全くもって見当がつかないくらいの記憶しか残ってない、というか内容なんてほとんど覚えてないんだもんで久々に再観賞してみようかなといたずらに思ったわけです。で観賞後にまず思ったのは、ぼかこの映画を観たことがないってこと。脳の記憶中枢がはじけ飛んだのかと思ったけどそうじゃなく、画面からの情感が明らかに初見時のそれであって、うわっ今すっごい未知との遭遇してる~とか思っちゃった。え、でもそうなると記憶の片隅に『未知との遭遇』としてうっすらと残ってるやつって何?と必死に回想したらば、きっとあれはロバート・ゼメキスの『コンタクト』だぁ…ってことに行き着いたので今度『コンタクト』を観ます。

作品としては何故だか主人公の息子である長男の気持ちで観ちゃっていて、そうなるとあの大団円なエンディングの余韻に対して絶妙に情緒が追いつかなくてなんだかやるせなかった。
これぞスピルバーグSFな煌々と照らされるカットが多くてそこは好き。
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