Qちゃん

ストリート・オブ・クロコダイルのQちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
作風はシュバンクマイエルの弟分という感じと言えなくもないが(実際クエイ兄弟はシュバンクマイエルから影響を受けていて敬愛している)、
シュバンクマイエルが思想/思想批判的だったり、潜在的な部分で精神の闇を追及して生理的嫌悪に訴えたりする事が多いのに対して、
クエイ兄弟の作品は、感覚的な部分で生理的なエロスを追及している。

映像そのものにエロさがそのまま出されてる事はほとんど無いんだけど、直接何か見せられるよりずっとセンシュアルにエロい。そして作品としての完成度も高い。

特に好きな作品は「櫛-夢博物館から(The Comb)」と「スティル・ナハト2(Stille Nacht II: Are We Still Married?)」。

この彼らの代表作「ストリート・オブ・クロコダイル」は多くの監督に影響を与えていて、ターセム・シン監督作の「ザ・セル」の中の精神世界のシーンには、結構この映画からの引用?パクリ?があるのが分かる。ザ・セルも大好き。。
あとこの映画、内臓から針が出たり、人形たちが毛を大事に撫でるシーン、エロい。。
Qちゃん

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