コメディでファンタジーな青春映画と知った時から、観たくてうずうずしてました。最初はこちらでの上映館もないから諦めてたけど、決まった時はうれしかったです！
両親の離婚で母・妹・祖父と4人でカリフォルニアからコネティカットに引っ越ししてきたばかりのカイル。スクールカーストトップのアイスホッケーチームから転校生の洗礼を受け、幸先が悪い学校生活になりそうだったものの、軽音楽部のダニーに一目惚れ。オタクのロニーとも友達になります。
ある日、壊れてしまったスマホを修理するために訪れた店で、何でも思い通りになるアプリがダウンロードされたスマホを手に入れたカイル。半信半疑のまま使い始め、投稿したことが本当になることを確信し、何でも望むものを手にしていくのですが…。
恋愛、友人、そして家族のこと、もし何でも自分の思い通りになったらどんなにいいだろうって思いますよね。そして、それを手助けしてくれるアプリがあれば使わない人っているかな？
高慢ちきで嫌な奴をあっと言わせるシーンなんかは楽しいし、アプリを使ってどんどん人気者になっていくカイルをみてるのはスカッとしました。だけど、自分の愛する人たちの気持ちを考えずに動いちゃうところにはちょっと…。
何事もそんなに簡単じゃないということかな。楽をして手に入れれば、どこかに歪みができてきてしまう。嘘の人生じゃなく、ありのままの自分で生きることが一番大切なんだから。
音楽・ダンスなどエンタメとしても楽しめるし、久々に王道の青春映画を観て感動ももらえました。良かったです！
主演のロス・リンチやオリビア・ホルトはディズニーチャンネルのドラマで活躍してる俳優さんなんですね。私はお初でしたが、ふたりがお似合いで可愛かったし、歌声は素敵でした♪ カイルの親友を演じるちょっと太っちょなオタクのロニーがいい味出してます。そして、私にはあまり馴染みがないけれど、映画を彩る音楽たちも良かったですよ。
何となく、昔観たアダム・サンドラー主演の『もしも昨日が選べたら』を思い出しました。こちらはスマホではなくリモコン。日常の嫌なことを早送りができるリモコンを手に入れたら…という設定でした。サンドラーさんが出演してる時点でコメディなんですけど、観終わったら家族を大切にしなくちゃってなりました。青春ものではないけれど、似てるところは大いにあります。
