「黒人との仕事に抵抗が?」
これは事実に基づく話だそうです。
1962年ニューヨーク。ナイトクラブではたくさんの人々が集まって来ました。その内、クラブ内で喧嘩が起きます。ボーイのトニーは強く客を殴っておさめます。
トニーはイタリア系で、黒人のことを黒ナスと呼ぶくらい差別をしていました。
ある日、ミュージシャンの運転手の仕事募集に面接に行きますが、そのミュージシャンは黒人だったのです。
8週間もの長い間、2人だけの旅が始まります。
グリーンブックとは黒人が泊まれる宿が書かれた本です。
北部ではまだ黒人差別は緩いですが、南部では差別はとても酷いのです。
トイレも白人と同じものは使えない、試着もできない、1人でで歩くと逮捕される…
黒人である雇い主に全くの敬意なく失礼なトニー。ドクターシャーリーは天才的でとても紳士的。そんな2人の旅です。
黒人差別が根底にあるストーリーですが、とても感じの良い映画なのです。何の気もない何気ない会話なのにクスッと笑ってしまうくらい、心地の良い雰囲気の良い2人の映画です。
「…この世は複雑だ。」