とてもさわやかな気持ちにしてくれるロードムービー。
アメリカ南部の1960年代が舞台。まだ、黒人差別が法的に認められている南部の州に、黒人ピアニストと、白人運転手がコンサートツアーのために二ヶ月かけて一緒に旅をするストーリーだ。
タイトルは黒人のための宿泊施設や飲食店などを載せたガイドブックの名前だ。
アメリカ南部のあの時代の映画をいくつか見ていたので、かなりハラハラしながら見ることになった。
実際色んな困難に出会うわけだが、しかし暴力場面は限られているので安心して見られると思う。
実話からヒントを得たストーリーということだが、かなり脚色もあるだろう。今の時代の常識に照らし合わせて、見やすい内容になっていると思った。
ニューヨーク出身の2人にとって、南部の常識は手強いものだが、2人のキャラクターが対照的で、バディものとしてみてもおもしろいと思う。