この作品、個人的に素敵だと思いました。
シャーリーの苦悩を細やかに演じるアリの演技は素晴らしいです!
また、モーテンセンのイタリア系アメリカ人もまぁ、話し方が!
その掛け合いが時間が経つごとにテンポ良く、近づいていく心を感じ取れます。
素晴らしかったのですが、アカデミー賞作品賞と聞いた時には思わず、アカデミーが好きそうだもんね、と思ったのです。
映画をたくさん見てる皆様なら、お判りのはず。
長く続く差別は払拭されるどころか、益々の体ではないかと感じます。でも、こんな2人がいたんだよ!と、見ててめでたしめでたし…。じゃあないよねぇ…と、単純に鑑賞した後は主演2人の演技に感動するのですが、アカデミーの意図みたいなものがチラチラしてしまうので、そこいらが、なんとも言えないのです。
シャーリー、いいひとすぎませんかね?シドニー・ポワチエが演じさせられてたいい黒人男性のイメージそのままみたいに見えます。
フィクションではあるものの、その点、スッキリしませんでしたので、このスコアにて。