このレビューはネタバレを含みます
白人でもなく、黒人でもない。
自分は何者でもない。
この台詞に全てが詰まってました。
才能に恵まれ裕福な人でも、自分の存在を誰かに、そして自分自身で認められなければ孤独を感じ、その悲しみは立場や教養のあるなしに関係なく、同情せざるをえない。
見た目で人を判断するほど愚かなことはない。
イメージの悪くなった警官をちゃんとフォローするところも、よかったです。
この映画に悪い人はいないけど、悪い世界はたくさん描かれてた。
最後のレストランは酷かったけど、だれか一人がではなく社会が悪い。
深刻な問題だけど、くすっとなるcuteなところもあってよかった。
アカデミー賞おめでとうございます。