【差別を飛び越えて…】
※今年のアカデミー賞、皆さんはいかがでしたでしょうか。今年の作品賞は、この素晴らしい[バティ映画]に贈られました。実際に観ても本当に、良い映画で…。そんな[テーマ性を飛び越えた]作品を皆さんに、ご紹介すると共に、是非とも皆さんにも観ていただきたい作品だと思います。では、参ります。(ギリギリネタバレせず、頑張りました。)↓
一言言わせて下さい……とても良い映画だった…。
この[差別を飛び越えて]誕生した[二人]に、拍手を送りたい。イタリア系のがさつな男"トニー"と、天才ピアニストの優雅な黒人"シャーリー"。
特に、シャーリーが、なぜ危険だと知りながら、1962年…つまり黒人への[差別意識が高い時代]に、しかもそれが一番根強く生きている[南部]を目指し、ピアノを演奏するのか…。シャーリーはもちろん、他の黒人たちとは違い、喧嘩も弱いし、外をあまり知らない。比較的、優雅な暮らしをしていた。
だが、どこか[寂しそう]に見える。そこにトニーが現れ、彼を運転手に雇い、長い旅を始める。途中様々な[トラブル]に巻き込まれながらも、二人は最初[ぎこちない]ながらも、特にシャーリーが少しずつ[心を開いていく]。
そこにはトニーのがさつながらも、親切な対応によるものだろう。旅を終えるまで、彼を"支えたい"…。[ガードマン]だった彼が、初めて出逢った、
"人種を越えた友"
だったからだ。
だから、少しでもシャーリーを勇気づけるために、一生懸命彼と話したり、彼が経験したことない[食べ物]をあげたりした。トニーは、繋がりたかった…。
差別から、彼を[少しでも救いたかった]に違いないのである。
そして、シャーリーも[手紙]の書き方や、彼のスペル間違いを指摘したりと、トニーに手を差し伸べた…。
そして二人は、[最強の二人]となるのである。
人種の壁は厚い。だが、そんなのは無視して距離を縮めたかったトニー。様々な恐怖に立ち向かいながらも、トニーと一緒に様々な経験をし、[最良の友]を得たシャーリー。
二人は、何か[変えたかった]に違いない。そして自分自身も、変えたかったに違いない。
だとしらたら、二人は成功した。
なぜなら、二人こそがすでに…
"壁を越えた最強の二人"
なのだから…。
