great兄やん

グリーンブックのgreat兄やんのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.6
【一言で言うと】
「虐げられる“勇気”」

[あらすじ]
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップは、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストのドクター・シャーリーの運転手として働くことになる。シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。出自も性格も違う彼らは衝突を繰り返すが、少しずつ打ち解けていく...。

優しく沁みる、男の友情物語。

いや〜良かったです!!(o^^o)
正直言うともう一回観たい!!(≧∇≦)って思える素敵な映画でした!!!!
まぁ巷ではこれが作品賞!?って物議を醸すくらい良くも悪くも最近のトレンドな今作ですが、いざ観てみるともう面白くて時々ホロっと来て、初めてから終わりまで何の不満も無く観れました!

ただそれ以前の作品賞を獲った作品って、どれも変わった作品が多いからあそこまで批判や物議が広がるもんなんですかね🤔...
個人的には『女王陛下のお気に入り』に獲ってほしかったっていうのがあるけど...でもこれが獲っちまったならしょうがねぇ!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
これはこれで良いんだし、何の文句もありません!!😌

大抵こういう“黒人差別”を描く作品って、どこをどう切り取ろうが絶対に重苦しい雰囲気があるはずなのに、今作に至ってはもう和めるというか、130分間どこ切り取っても辛いシーンなどなく、逆に観やすかったのが良かったです。
それにトニーとシャーリーの会話を聞いてるだけでも面白いし、特にトニーの手紙をシャーリーが代筆させてるのはメッチャ笑った😆www
それからトニーの食い意地が凄すぎて逆にヤバい。あのピザとか😧...たまにはああやって食ってみたいもんだ🤤

にしてもマハーシャラ・アリの演技はもう脱帽モンです!!😳
『ムーンライト』では少ない時間ながら印象ある演技をした彼がまさか2度目の助演男優賞を獲るとは...まさに“天才が天才を演じてる”と言われるだけありますね(・Д・)
特に雨の中のあの自白を言うシーンはもうずっと口があんぐりでした( ゚д゚)

それにボテボテに太ったヴィゴ兄さんもやはり凄かった。
粗暴でガサツながらシャーリーの言いつけを守ったり、ユーモアがあったりと、誰にでも愛されるキャラですぐに共感できる。そんな味わい深い演技をしてくれるんですから、やはり演技といい、ストーリーといい、とーっても洗練された作品だと改めて思いますね!!

観る前はあんなトラブルがあったもんだからこっちもやや期待値下げて挑んだ訳ですが、ハッキリ言ってこのトラブルにある意味感謝です(^◇^;)
確かに期待値を上げても多分良かったと言える作品だろうけど、こういう逆境があるからこそ映画は映えるのですから!!
評判良い悪い関係無し!!誰が観ても感動出来るハートウォーミング映画でした!!

さ〜て、今夜の晩飯はケンタッキーフライドチキンだぜ!!✌︎('ω')✌︎
それもバケツで!!