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グリーンブックのべのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.6
とにかく心あったまる、、、笑いどころがありながらも人種差別の生々しさに立ち向かう二人の物語!!

◾️ストーリー
1962年、ジム・クロウ法による人種差別が残っている時代…ニューヨークのナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、暴力的で荒々しいが世渡り上手であることから周りの信頼を得ながら生活していた。
ある日、コパカバーナが休業となり職を失ったタイミングで、黒人プロピアニストのドン・シャーリーから、アメリカ・ディープサウスでのツアーを回る運転手の仕事のオファーを受ける。そして黒人が利用可能な施設が載ったガイドブック、グリーンブックを片手に目的地に向かう。📗
最初はシャーリーの荷物を持つことも阻むほどであったが、ツアーの中でシャーリーが受ける仕打ちを目の当たりにし、トニーの心に変化が芽生えて…。

◾️キャスト
トニー・リップ・バレロンガ:ヴィゴ・モーテンセン
ロードオブザリング三部作に出演されていたのですね…勉強不足!ガサツさをシャーリーに注意されるが、不器用ながらもシャーリーに惹かれて差別に立ち向かう姿が印象的でした!
ほんでサンドイッチやチキンをむさぼる?場面が清々しい!とにかく豪快で気持ちいいぐらいムシャムシャ食べてるんでお腹すきました🍖笑

ドクター・ドナルド・シャーリー:マハーシャラ・アリ
食事を食べさせられない、トイレは外のボロいのを使え、夜は出歩くな…本当に信じられない扱いを受けながらも懸命に耐え、史上初のディープサウスツアーを成し遂げんとする信念の強さに泣けました…。
ツンとしたクールな表情から、ちょっと緩んだ表情まで、表現豊かでした…!

◾️その他見所など
①笑いどころたくさん
教養人・セレブリティなシャーリーと無教養・田舎育ちのトニーのデコボコさだからこその笑いがたくさん出てきます!
シリアスなシーンも多い一方でクスッと笑わずにいられないシーンもたくさんで劇場内でも笑いがおきてました笑

②切ない
自分の生きている世界では考えられない扱いに、哀しさとあってはならないという気持ちでいっぱいでした…。
辛い顔一つしないシャーリーにうるうる…🥺そして内に抱える悩みや葛藤も本当にストレートに伝わって切なかった…!

③心あったまる
一緒に過ごす中でトニーとシャーリーの心の距離がどんどん近くなっていくのを見ると本当に心あたたまりました!シャーリーから初めて笑顔が出たときは観てるこっちまで嬉しくなりました!☺️
二人のできないところをお互いがカバーしながら成功に向かっていくところがすごく良かったです!
最後も思わず笑顔になりました!


アカデミー賞(作品賞)受賞も納得の作品でした!
本当にいい作品でした!
内容が内容なだけに批判もあるかと思いますが、自分にとっては、まずこういう時代背景を理解していくことが必要だなぁとひしひし感じました!
べ