Hazix

グリーンブックのHazixのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.4
"寂しいときは、自分から先に手を打たなきゃ"

実話、オスカー、批判…何かと話題の本作。
しかし、劇場で観たものは腹立たしい差別や偏見を乗り越え、一人の"デタラメ"と、もう一人の"勇気"が互いを成長させる心温まる物語。
観て、色々考えてほしい一本。

マハーシャラ・アリ、本当に素晴らしい。前回オスカー『ムーンライト』の"24分間"のフアン役と比べ全編に渡って出演し、役柄も180°違い洗練された振舞いや感情を抑えた演技は秀逸。また、孤独を打ち明けるシーンでは彼の迫力に圧倒される。そのカリスマ性で、かのデンゼル・ワシントン御大のように映画業界を牽引していく存在になってほしい。

ヴィゴ・モーテンセンが演じた、イタリア系用心棒でDr.シャーリーの運転手トニー・リップ。実はその後、世渡り上手で得意の"デタラメ"が功を奏したのか、ナイトクラブ「コパカバーナ」でコッポラ監督と出会い、『ゴッドファーザー』の脇役として俳優デビューしたみたいです。