嫁さん帰省の為、映画禁止法略して禁映法限定解除第2段！隠れシネシタン活動一旦お休み！
いやぁ…素敵やないの。←謎の上から目線
あらすじは本来は交わらないはずだった二人の珍道中！…的な感じです。
結論から言わせていただきますと、万人にオススメできる映画の見本みたいな作品でした。劇場も笑いに包まれていましたよ！
まず粗暴なイタリア系の白人トニーに翻弄されるキッチリッチなアフリカ系黒人ドンのやりとりがよかったです！ケンタッキーのくだりや手紙のくだりは爆笑しました。
また彼ら個人は問題があり、ドンは白人から差別され、黒人からは金持ち故に白い目で見られ非常に孤独です。だからこそ彼が最後に演奏する場所の多幸感は半端なくってですね、小声で「よかった…よかったねぇ」呟きながら観ました(隣の方すみません)。
一方トニーは黒人差別な一面がありますが、そこまではありませんし、柄は悪いが心根は優しい人物です。愛嬌があるトニーのことは好きなんですが(あの「ニッヘヘヘ」というワルイージみたいな笑い方とかgood)なんか都合の良いキャラクターだと感じました。
個人的にトニーにボコボコにして欲しかった人が結構いてですね、例えば頑なにトイレを貸さないアイツとか酒場のアイツらとか、私の職場の上司とか。←私情こみこみ
あと白人だから悪い人、黒人だから良い人という描写をしないのはファレリー兄弟らしく思いました。彼らの過去作に出てくる障がい者は偏屈な人だらけですしね。
まぁ、不満点もなくはなくてちょっとドンとトニーが仲良くなるのが早く感じたり、ラストは「ドライバーなんだからお前が迎えにいけよ！」と思ったりしました。
"アカデミー作品賞受賞作品"ということを意識せずに普通に良い映画を観るつもりで行くと良いのではないでしょうか。
因みに一昔前ならトニーはジョー・ペシ、ドンはモーガン・フリーマンかな、と妄想しました。←蛇足駄文
