黒人差別問題がどんな風にして行われてきたのか知って、悲しくなった。
白人と黒人が一緒のレストランで食事することを拒否されて、トイレもホテルも別。
差別する側は当たり前に拒否し続け、差別される側は屈することができないまま拒否され続け、２つはおんなじ生き物なのに、強く濃い見えない線が間に引かれてる。そこを越えるのは遥かに難しく、我慢して耐え忍ぶしか方法がない中、この映画でのドクターシャーリーは演奏をやめて自分の心を顕にして行動を起こした。この勇気がすごい。
トニーとの旅の中で、ぶつかって感じて自分で変化を起こしたんだろうな。
人が人を知って、人が人を変える。
数人の人だけが良い方向に向くんじゃなくて、たくさんの人が差別問題に対して深く考える必要がまだまだある。そんな私たちの足りてない社会をユーモアも交えて重たすぎずに伝えているため、見やすかった。
受け止めないといけない現実を、映画という形でわたしの記憶に残して考えさせてくれた。
