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グリーンブックのnaoのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.5
なんだか 凄くいいものを観たなー
って感想だ。

物語は
ちぐはぐな二人が ひょんなことから一緒に旅をする、結構あるあるなロードムービー、
そして舞台は 今よりも人種差別が 表立ってきつかった時代の アメリカ南部、
ありがちな設定ではあるけど、
事実に基づいてる という。

戸田奈津子訳は
私的には久しぶり。
いくつか胸に刺さる言葉があって、
いいなぁーと思った。
(単に訳であって、おんなじ内容を言ってるんだろうけども!)

アカデミー作品賞受賞をきっかけに観にいった映画だけど、
印象に残るのは なんといってもダンの笑った顔!
これだけで 助演男優賞獲るでしょー と思ってしまった。
あとはやっぱり 脚本がよかった、
良い意味で、安心して最後まで観れた。
意外とこれってあんまりない事 だと思う。

この作品のテーマは、人種を乗り越えた友情 であると思うけど、
自分は人種差別とは あまり関係がないと、多分そう思いながら暮らしてる 日本人には
心の底からは きっとわからない、
そして未だに解決はしてない 大きな大きなテーマであると思う。

ダンの笑顔、脚本、
それだけじゃなくって
主役のキャラ( どんどん魅力的に感じる )、劇中流れるピアノ、妻への手紙、
どれもみんな味があってよかったなぁー。

さて ラストはどうやって終わるのかなと 思ったけど 裏切られることはなかった。
実話だと思うと 心がほんわかした。

この脚本かいた人の作品、
他にも観てみたいな と思った
nao

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