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グリーンブックのleftのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.4
いやー、良かったぁ〜…
映画見終わって色々調べてたら監督がまさかの「ピーター・ファレリー」でビックリ!!でもネットの記事を読んだり評論家の解説聞いたら納得。

旅の過程で築かれていく関係が、トニーが子供のようで色々と注意するシャーリーが母親のように見えた。その掛け合いの可笑しさがどんどん増していって、すごくリラックスして映画を見ていられる。

でもテーマが人種問題・差別だから、緊張感のあるシーンはもちろんある。
実直なシャーリーが吐き出す苦悩なんかは、今までの映画にもあったかもしれないけど確かに胸を打った。
そんなシャーリーに言葉を投げかけるトニー。映画の序盤、「俺は嘘はつかない。デタラメを言うだけだ!」と言うトニーに「なんの違いがある」と返したシャーリーだけど、トニーの劇中の言動を見てその違いがわかった気がした。劇中でトニーがシャーリーに投げかけた言葉はどれも本当だと思うから。

子供のように純粋で思うがままに感じて行動して発言するトニーはとても魅力があって、でもそんなトニーに足りないところを補ったり良くないことには厳しく注意して正したりするシャーリー。
本当にこの2人のアンサンブルがとても素晴らしい!!
全編通してこの2人のドラマは良かった!!!

ピーター・ファレリーだからこそ、この映画を作れたんだと思うな。割りかし結構ニヤニヤ笑ってしまうシーン多かったから。
パンフレットもプロダクションノートだったり解説が載ってて個人的に良かった!
ブルーレイは買おうと思います!!
(ヴィゴ・モーテンセンのイタリア系アメリカ人の演技も流石のものだったなぁ〜)

さて。こうなるとまだ見ていない「最強のふたり」が気になってくるな。
そしてスパイク・リーの「ブラック・クランズマン」、これもまた見たい!
また違った角度からのメッセージ性の強い作品も見なければ!
人種問題ものの映画はやっぱり気になりがちな自分。

今年上半期は見たい映画が多すぎる!
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