フライドチキンとカティサーク。
全く正反対の二人が生涯の友へ。
ヴィゴ・モーテンセンのイメージがすっかり変わってしまいました。
粗野で人好きのする大食漢。食べっぷりに見合うあのお腹。学はなくとも卑しさのない人物をチャーミングに演じている。相手を変えてしまう人柄の破壊力!
対してR&Bも知らないような、黒人社会にも溶け込めない孤独なドク。道中での様々な苦難に、彼の言う品位や勇気という言葉が胸に残る。
手紙のシーンがとても好きでした。
一生懸命書くという行為そのものが。
そしてターコイズブルーのキャデラックがスクリーンに映えて爽やかさを演出。
人種以前に人と人。そう改めて考えさせられます。