実にいい話。え、これ実話なの?
いい映画をみた。
人種差別は現代においても社会問題として残っているが、この作品のタイトル「グリーンブック」とはいわゆる黒人が専用で泊まれるホテルなどが明記してある冊子らしい。
その差別が顕著な時代と地域のお話。
陽気だが粗暴なイタリア系のおっちゃんトニーと知性的な天才ピアニストの黒人のおにいさんシャーリーが主人公で、ピアニストであるシャーリーはツアーの用心棒としてトニーを雇う。
トニーは黒人を快く思っていない。
そんな二人がうまくツアーを成功させる事ができるのか。
この上映時間という短い間にツアーの始終と登場人物の心境の変化というのを非常に巧みに描き出している。
劇中の一言一言に刺さるものがあり、背景を考えると色々と考えさせられた。
最後まで気を抜かずみられるし、ラストシーンの素晴らしい事と言ったらない。
エンドロールも含めて喝采すべき。
キャストの演技も最高。
本当にいい映画をみた。