ええ話やなぁ。
1960年代。
個人的に大好きなアメリカの時代。
音楽、ファッション、インテリア…。
勿論、偏見や差別も
根強くあった時代やから、
複雑な時代ではあるんやけれど…。
強引過ぎるくらいの性格のトニーが、
頑なに笑いもしなかった
ドクター・シャーリーの、
心を掴んでいく過程が、
凄く面白く、じんわりと優しい。
流れる音楽も、お堅く美しい音色から、
ラジオから流れる、
当時の流行の曲になり、
その存在が後半にかけて、
少しずつ増していく。
ダイナーでの演奏は、
ステキなシーンやったなぁ。
本国でも、様々な考えがあり、
賛否両論やけれど、
作品としては、綺麗にまとまっている印象。
息子さんが、脚本、俳優として
参加されており、より一層、
温かい作品に、仕上がっているんかな。
クスクス笑い、
心がじんわりと温かくなる作品です。