うどん

グリーンブックのうどんのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ようやく、、、鑑賞!!
アカデミーが好きそうな作品だな、と勝手に思ってしまうけど、良い作品でした〜
「ロード・オブ・ザ・リング」でアラゴルンを演じたあの美貌はどこへ…とショックを抱きつつ観始めたが、あっという間にトニー・バレロンガを好きになってしまった。「トニー・リップ」というあだ名通りのちゃっかりキャラが憎めない。
ドクター・シャーリーの漂う品位の高さも良かったが、フライドチキンを初めて食べて喜ぶ姿がかわいい。その直後に、骨を車の窓から投げ捨てるトニーの真似を楽しそうにする姿も好き。ロバート・ケネディの連絡先を知っているのには驚いた!
南部での「土地のしきたり」と称して当然のごとく行われる黒人差別はやはり…という感じ。一番響いたのは、トニーが「自分の生活の方が"黒人"だ」と言うと、ドクターが「"はずれ黒人"の自分は北部でも一人で耐えてる」と感情を露わにするシーン。それまで差別されても、品位を保ち笑顔で対応していたドクターの初めての感情の爆発で、良い場面だった。
観終わった直後の感想は「良い映画を観たな」ということ。ハッピーエンドにほっこりしつつも、ただ、どこか物足りないかな…と感じてしまう。同年度にアカデミー作品賞候補だった「ブラック・クランズマン」を早く観てみたい、という思いが残ります。
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