サッカーと映画観るのがすき

海底47m 古代マヤの死の迷宮のサッカーと映画観るのがすきのレビュー・感想・評価

3.0
同タイトル・同監督による2作目。
海底に閉じ込められ&サメに襲われる二重パニック設定は同じですが、シチュエーションとキャラ設定が大幅に変っておりますね。いわゆる続編ではありませんので、前作未鑑賞でもなんら支障はありまへん。

今回は女子高生姉妹が主役であります。
健康的な女子高生4人組はお色気度的には前作よりアップですw
主役姉妹は再婚両親の連れ子同士で黒人と白人。性格は対照的で主人公である白人の娘(ミア)はクラスではイジメられている。4人グループのリーダー格はアジア系の娘。
なんだか、こんなB級映画にもポリコレ感が滲み出ていて、最近の映画界はいろいろ配慮が過剰すぎませんかね?と思ったりもしてしまったが、まぁ余談です。

邦題「海底47m 古代マヤの死の迷宮」(原題は「47 Meters Down: Uncaged」)。
意外とストーリーに合致してるし、”古代マヤ”とか”死の迷宮”とかパワーワードの繰り出し方はなかなかよいセンスかも。が、肝心の”海底47m”は本作では関係ないじゃねーか?!と突っ込みたくなるね w

で、ストーリー・演出的にも前作にくらべるとちょっとツッコミどころが多い印象です。
前作でうまく表現されていた海底の不気味さや孤独感・絶望感は薄れてしまって、ありがちな海洋パニックアクションになっちゃってます。終盤の展開・演出など、まさにお馴染みのサメvsギャル映画になってしまっておる。
ついでだけど、どーせ定番ストーリーになるのだったら、いじめっ子が天罰をうけるシーンは絶対欲しかった。冒頭であんだけフリいれてるだけにねぇ。

というわけで、前作にくらべるとちょっと残念な出来かなぁとも思いますけど、水着ギャルvsサメの王道を観たい向きにはありはありかな。