竜どん

海底47m 古代マヤの死の迷宮の竜どんのレビュー・感想・評価

3.1
前作未鑑賞。サメ映画はZ級と決めつけて低ハードルで観たのだがなかなかどうしての秀作。海底洞窟と盲目ザメの組み合わせは好相性♪「閉暗所」「酸素欠乏」「モンスター」の迫り来る恐怖のトリプルパンチ。密着する程に近づいても獲物を察知しない(ロレンチーニ器官も退化?)盲目ザメのゆったり感が逆に怖い。緩慢過ぎて挙動が見えない故に気が付くとズラッと並んだ牙がいきなり目の前に…怖っ!

展開は昔ながらのホラー映画らしく、阿呆な能天気ギャルのせいで事態は悪い方へ悪い方へ。でも意外に人死に出ないな〜→アレッこれで解決?「もう大丈夫」\(^o^)/…と安堵してからの畳み掛け演出が心臓に悪い。やはり死にキャラは死ぬのね笑。まさかのスッカリ忘れてたイジメっ子同級生のツアー船を使ってのラストが上手い。パワフルに成長を遂げた主人公と打ち解け合う姉妹の姿も感動的(コントみたいに退場したお父さんの立場ないなぁw)。あんだけ騒いで切れない酸素、姉妹揃って頑丈過ぎとかツッコミどころは少々あるけどB級映画としてのエンタメ性は高いよー。
この手のアニマルパニックものにしては残酷描写控えめなので、グロ耐性ない人にもオススメの夏向け映画デス。

追記
エンドロールで珍しくもビッグネームな姓の役者がおるなぁと思ったら、ホントにスタローンの娘だったのですね。
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