妊娠が発覚したバレリーナの葛藤を描く短編作品。
監督がフォトグラファーであるということでバレリーナの身体をとてつもなく美しく写しています。さらに主演は監督の妻だそうです。奥さんの撮り方わかってますね〜。
モーリス・ラヴェルのボレロがさらに作品の美しさを際立たせてると思います。
そんな繊細な美しさの中で、フランスの大女優 カトリーヌ・ドヌーヴの存在感。出演時間はほんの僅かですが、貫禄がすごいです。そんな彼女からの言葉には重みがあり、主人公の背中を押してくれます。助言をもらったあとの主人公の晴れやかな表情。精神的にも物理的にも光が見えてくるラストは良かったです。
