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コンジアムのkazataのレビュー・感想・評価

コンジアム(2018年製作の映画)
3.5
「夏と言えばホラー!」と言うことで、韓国が誇る(!?)超有名な都市伝説の廃精神病院で肝試しをしてみたら……な本作をウォッチ!

ホラー的な怖さはひとまず置いといて……
これはいい映画!何がいいって、撮影機材の見本市だから(笑)
もうね、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の頃からのカメラの進化がわかりやすく感じられるから、「おぉ楽しい!スゲー便利!」とハード面で純粋に感動しちゃいました。

カメラも客観視点と主観視点(実際に各出演者が全て撮影したとのこと!)が上手く組み合わされているんで飽きることなく最後まで楽しく見られたし、ホラー演出的にも『ブレア〜』や『パラノーマル〜』等のオマージュをはじめ、時にはビックリしつつ、時には微笑ましく視聴できて大満足。
(ある意味で『カメラを止めるな!』でした…)

ホラー映画で細かい所の論理的なアレコレを指摘するのは野暮だから置いといて(「なんで?」「どうして?」が頻発だから)……
一番恐ろしいのは"お金"という(笑)

各キャラの個性を生かした展開(例えば看護学生の子はもっとスキルを生かした活躍ができたはず…)があればなお良きだったけど!

(高校生の頃に文化祭に向けてクラスのみんなでホラー映画を撮った時に撮影&編集をやった思い出があるけど、自分が今高校生だったら間違いなくこのスタイルでやるよね…演者みんなでスマホ撮影したりして)

(ただし、本作は1ヶ月半の撮影期間に対して編集が13ヶ月もかかったとのことなんで、自分なら編集作業中に発狂したかもだけど…笑)
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