dm10forever

コンジアムのdm10foreverのレビュー・感想・評価

コンジアム(2018年製作の映画)
3.6
【既視感】

おっと?まさかのこれが平成最後の劇場鑑賞か?
今日は「ある少年の告白」→「魂のゆくえ」→「コンジアム」で流しましたが、「魂のゆくえ」はちょっと練らないとレビューが書けなさそうなので、また後で・・・ということでこっちを先に書きます(笑)

で、結論から言うと「全てにおいてどこかで観た気がする映像の継ぎ接ぎ」のような作品。
まぁぶっちゃけて言いますと「ある少年の告白」「魂のゆくえ」の連チャンの時点で相当頭を使いそうだという事は目に見えていたので、3本目は緩めの奴にしましょうと最初から決めていたのね。で、丁度よくタイミングが合ったのが「コンジアム」だったというくらいで、実はそれ程期待はしていませんでした。

という前提でハードル自体は結構低めで観ていたせいもあってか、意外と面白かったのかもしれないんだけど、決定的に目新しさを感じないストーリーには既視感にも似た感覚がずっと付きまとっていた。
「ブレアウィッチ」?「グレイヴエンカウンターズ」?あと「スピーク」なんかもそうなんだけど、「人里離れた廃病院」とか「〇年前に行った人が行方不明」とか、まあ怖そうなキーワードは万国共通なのはわかったけど、そこに行くと起きることも想像ついてしまうし、末路も見えちゃうし・・・。

ただ、悪い点ばかりでもなかった。
都合よく怪現象が起きるもんだと思っていたら、数名のスタッフによる仕込みの「フェイク」であることが明かされるんだけど、それと知らされていない参加者の温度差がリアルでわかりやすかった。
またPOVの撮影方法にしても、従来は「主観カメラの映像がメイン」というのが一般的だったのに対して、常にペアで行動するというルール(?)でキャラクター達を行動させていたので、「自分のカメラでもう一人を映す」という2人称POVが成立していた。これによってブレブレ感が減り、POV感は残しつつも従来より映像が観やすいという利点が生れていた。そして時折挟まれる「主観カメラ」の映像に緊迫感の効果が上乗せされるという効果も同時に生まれていた。

またネット生配信という設定もあって、本部テントに残った隊長が指示を出しながら映像をスイッチングしたりもできるので、そこに効果的なSEを入れるなどが自然に出来る環境を作っていた。

なので、POVにありがちな「淡々とした映像」とは違って、観やすく編集が加わったようなハイブリッドPOVとでもいうかのような新しい映像だった気もする。

途中まで「う~ん」が続いたけど、そこからラストにかけて一気にスパートをかけるようにぶち込まれる恐怖シーンの連続はそれなりに見応えはありました。
でも、恐怖の根源がよくわからない。廃病院の説明の部分で「マッドドクター」のように紹介されていた女院長は途中からどうでもよくなってしまったし、ドローンによる空撮の意味も全く分からないまま、最後まで無意味なままだったし。結局彼らがどうなったかよりも、せっかく蒔いたフリを殆ど回収しないまま駆け抜けてしまった感があって、ちょっと消化不良気味ではある。

幽霊の映像も「映っちゃったGP」みたいに判で押したような「これ怖いでしょ」的な映像ばかりなので、もうちょっと芸が欲しかったな・・・と。

なんだろうね・・・なんだかここ数年は純粋にホラーが楽しめない。というか純粋に「怖わっ」って思う映画にあまり当たっていない。グロ系とは違うよ。レイトショー見た後の帰り道で激しく後悔しながら早歩きで帰っちゃうくらい怖い奴に。。。変な耐性が出来ちゃったのかな・・。

この映画もポイントポイントに熱意みたいなものは感じたので、逆にもうちょっと斬新な設定で作ったら面白いものを作れるポテンシャルはあるのにな~と要らぬ心配までしてしまいました。

というわけで、1日は令和一発目の映画に行ってきます!
そしてエンドゲームももう一回行く予定です。今度はIMAXにしよう!