みい太郎

七年の夜のみい太郎のネタバレレビュー・内容・結末

七年の夜(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに痺れた。

なので長文ですきっと(苦笑)ごめんなさいまし。

チャンドンゴン氏の評価が著しく低かったわたくしとしましては…
見終わって頑張ってんなあドンゴン氏ーと(どこ目線だよ。ファンの方すいません苦笑)感慨深いものがあった。

顔が良い俳優ー持論は何度も言っててしつこいので(苦笑)割愛しますが

顔が良いけど中身の不細工が滲み出てる人。を見事に演じてた。

怖いよー怖あい。
娘の気持ちになって私も走りました。(苦笑)

物語の組み立てもテンポも
配役も断然好み。

金持ちのサイコパスは反則なのよ。どう足掻いたって前提が勝てない。

父性愛がテーマなんだろうけど
相対するドンゴン氏とスンリョン先輩の形の違いに苦しくなるほどの迫力だった。

親が子に暴力を振るうー
韓国作品はここのだし方があからさまに上手い。
恐怖と怒りが見ている側に伝わる。

日本もコレを認めて現実にある事を表現しないとなあ…ない事にしちゃったら、コレがダメな事とならない。

基本ドンゴンには味方出来ないんだけど…可哀想なオトコなんだよなあ…心で娘と共に逃げてる私が最終的にそう感じる芝居。

愛し方が分からなくて…
妻や娘に自分が知る型でしか
自分の想いを相手に伝える手段を知らなくて…

ドンゴンもスンリョン先輩も親に暴力を受けてきたと想像できる。
その先で父として子に対する行動、想い。

ズーッと緊張感があり
バイオレンスもアクションもぼちぼちハード。
見せ方やカメラワークも好みだった。

んでスンリョン先輩やっぱうまいなあ。グッと表情たけで父の愛が詰まっている。最期最後に告白するあたり息子への愛が伝わってくる。

スンリョン先輩のテレビドラマにおいて沢山の脇役を観てきたモノとしましては…
こうゆう俳優さんが主役を張れる事。

日本の映画界もこのパターンか普通になる事願ってならない。

そしてセビョク氏。
久しぶりに観たf^_^;普通の感覚の普通の人。
コレが案外簡単そうでなかなか。
気持ちを大袈裟じゃなく行動でさり気ない芝居。結構重要。

息子のギョンぴょん。
がんばれ。いや頑張ってた。
子役には敵わなかったけど(苦笑)
私は応援してる😁

韓国作品お好きであれば
満喫できる作品かと思います。
みい太郎

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