ハリウッドでも活躍するノルウェーの鬼才ハラルド・ズワルトが、2017年にノルウェーで撮った実録戦争サバイバル・アクション。
ノルウェーのレジスタンス戦士だったヤン・バールスルが第二次大戦中に体験した実話の映画化でノルウェー映画『脱出地点』(1957)のリメイク。
ノルウェーのアカデミー賞にあたる2018年のアマンダ賞で最優秀視覚効果賞、最優秀音響効果賞、観客賞を受賞し、第5回シルクロード国際映画祭では作品賞の金のシルクロード賞を受賞したが、日本では劇場公開されずにソフト化&配信された。
ナチスに支配されていた1943年のノルウェー。レジスタンス部隊の12人の男たちは、ドイツの軍事施設を破壊する作戦を実行するが、トラブルが発生して作戦は失敗し、ドイツ軍に捕まってしまう。激しい拷問を受け、数人が命を落とした後、残った者たちは処刑されることになった。運よく脱出したヤンはナチスの追跡を逃れ、様々な協力者を得てスウェーデン国境を目指す。だが、極寒の雪山での逃走は肉体的にも精神的にも過酷で、彼は想像を絶する苦しみを味わうことになる。ナチスの将校のカートはヤンを捕らえるため広大な山を包囲し、執念深く追跡する。もはやヤンに逃げ場は残されていなかった…。