監督:ジェイソン・ライトマン。
主演:ヒュー・ジャックマン、妻役にヴェラ・ファミーガ。共演:J・K・シモンズ、アルフレッド・モリーナ。
1988年、JFKの再来ともいわれ、大統領候補最有力だった民主党上院議員ゲイリー・ハート。彼が不倫スキャンダルで選挙戦から姿を消した三ヶ月を描く。
ハート、その家族、選挙スタッフ、新聞記者・・・それぞれをそれぞれの視点から描いている。善悪を描くのでもなく、事実を淡々と描く。
当時、不倫が“疑惑”として報道されていたこともあり、不倫の生々しさは描かれない。ジェイソン・ライトマン監督の「とらわれて夏」のような描写くらいはあってもよかったかも。全体にひじょうにまじめな映画です。ヒュー・ジャックマンは冒頭数分違和感あるけど、見事に主人公の苦悩を演じています。
有名人や政治家が不倫などのスキャンダルで世の中にボコボコにされる現代。今観るべき映画です！
飛行機の揺れを「でこぼこ道を想像するんだ」と教えるハート。僕も揺れが酷い時にやっている。少し効果あり。
本国のイラスト版ポスターがいいね！
