【感想】
ジェイソン・ライトマンの演出力は相変わらず高いし、ヒュー・ジャックマンの演技は今回も申し分ないハイクオリティ。もう“そういう人”にしか見えなかった。
アメリカでは話題になった有名な話なのかもしれないけど、今の日本ではこういった類の話があまりにも溢れまくっててイマイチ真新しさを感じられなかったし、テレビ映画でいいんじゃないのってくらい狭小な話にしか感じられなかった。わざわざ映画にするほどの話ですか？っていう。
全体のクオリティは決して低くないだけに勿体ないというか、残念というか。まあ議員や著名人の不倫や浮気の不貞が常態化して、毎日のようにテレビなり週刊誌なりネットニュースなりで取り上げられている現代の日本が異常といえば異常なだけで、日本公開のタイミングと製作された時代が日本向けではなかったというだけなんだろうけどね。それにしたって薄味だった。
『グレイテスト・ショーマン』でのヒュー・ジャックマンもそうだけど、こういう実話で何かやらかした実在の人物を彼に演じさせるのは何かの流行りなのかな？笑 私生活では良い噂しか聞かない「ザ・善人」なイメージの人だけに、そういった役をやらせるのが皮肉的で面白くはある。意外としっかり演技が板に付いているのも可笑しいったらない。笑
