Maki

いろとりどりの親子のMakiのレビュー・感想・評価

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)
4.1
LGBTQである作者が親子関係や自分自身に苦しんだ経験から、他の「普通じゃない子供」を持った家族をリサーチ、ノンフィクションとして発表。ベストセラーになったそうで、これはその映画化。

フォーカスされているのは、ダウン症、低身長症、自閉症、殺人を犯した息子とその家族。
原作者もゲイである自分のことを語っています。

人それぞれ。
幸せも生き方も、例え家族であってもそれぞれだと思う。
今回フォーカスされていた人たちもそう。
障害がある、マイノリティである=不幸とは限らない。
彼ら、彼女らを見ていると、本当にそう思う。
もちろんこの映画の彼らは幸運なほうなのだと思う。
それほどの貧困家庭は出てこず、理解のない親も出ては来ない。懸命に理解しようとする周囲の家族の葛藤や失望も語られる。

私の周囲に彼らはいないし、接したことがないから、実際に接した時に自分がどういう反応をするのか、正直わからない。
それが怖いな、と思う。
でも常々いろんな人たちがいるのだから、よく知りもしない他人がどうこう言うことじゃない、と思ってきたので・・・。
そういう風にいられたらいいな。

うまく言葉に出来ないけど、色々考える映画でした。

原作読みたい✨
Maki

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