オボの声の作品情報・感想・評価

「オボの声」に投稿された感想・評価

第10回周南「絆」映画祭。

菅田俊さんの存在感。
集中力がいる映画でちょっと寝てしまってたので、もう一回ちゃんと見たいのだが、完全に好みが分かれる映画だと思った。
役者さんの映画は凄く上手くて自然。
ハンブルク日本映画祭にて鑑賞。
全編を通して極力、情報を削ぎ落として観客1人1人で考え方が違う作品になっていると思います。
情報を本当に最小限にしている分、こちらが考えることが多くて退屈に感じる人がいるかもしれませんが、個人的にはこういう作品は好きなので楽しめました。
オボの声とは、人それぞれで違うことが聞こえる声らしい。
人間って勝手に自分に都合良く解釈することが多いのでその辺についても考えさせられる作品ではないでしょうか。
とても面白いという訳ではないですが、非常に見応えのある作品だと思います。
mura

muraの感想・評価

3.8
主役の結城貴史を迎えて。イケメンだがひと癖ある感じがいい。

どうしようもなくダメな男を後ろからひたすら撮りつづけたドキュメンタリーのような映画。

ボクシングをあきらめたシュウタ。仕事もうまくいかないところに、同居する女が妊娠。逃げるように実家にもどり、実家の近くで働きはじめる。仕事はプロパンガスの配送。そこで出会った寡黙な同僚はかつて人を殺している。シュウタもあるとき交通事故を起こし、倒れたひとを放ったまま逃げてしまう…

とにかく長く長くカメラをまわす。プロパンガス交換の作業を延々と見せ、同僚の男と山道をさまようシーンを延々と描く。眠くなった。

上映後のトークショーで結城貴史が言っていたが、監督は苦行を描いたと。そして苦行を観客にも強いたんだと。なるほどな。

そう言われると、なかなか深い。あまりにも粗暴すぎて当初はまったく共感できなかったこの男の心中が、段々と近づいてきたような。

トークショーでは映画の制作までにいろいろとドラマがあったことが語られた。こういった映画に真正面から向き合っている人たちにまた制作のチャンスが訪れるといいなと。
Tyga

Tygaの感想・評価

2.8
正直、ストレス溜まるし録音ひどいし、なんだこれみたいな気持ちだったのだが、 なんか心に引っかかる部分があったのも事実。

一人称というより守護霊的立ち位置のカメラは(こう撮る他なかったみたいなシーンもあるが)、どこか見守るみたいな視点。

シャドーボクシングが割と本格的だったのも良かった。

多分、僕はここまで落ちることができないので、それも淋しいなあと漠然と思う。
どうしていいかわからない
わかってんだよ、ダメなのは
ただ打ち砕けたその感情は簡単には直せなくて
母ちゃん、そんな賞状なんて見たくない
割れた賞状と母ちゃんの背中がとても辛かった
壊れた車のフロントがサンドバックと重なった
トラックの車内、、やっと出た言葉がおにぎりについて。
電話にずっと出ないあの感情
逃げてるからわかんなくなるんじゃねぇのか はあまりに重く突き刺さった

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ泣いた
まさかの地元のバス"イ〜ナちゃんバス"が出てきて嬉しくなった
あえて長回しして無駄と思えるようなシーンも何回もタバコを吸う所やメシを食う所も全てが主人公結城さんが演じる秀太そのものを感じさせる。


特にオボを探す森の中のシーン
ほぼほぼ真っ暗で秀太の息遣いと木々と暗闇と懐中電灯の光しか見えない中

途中飽きさせると思いながらも合間合間に入る秀太のセリフ

絶妙なタイミング

これがあるからこそ先が気になるし、見えないからこそ秀太の気持ちがより鮮明に刺さる。


1カット1ショットで撮ってるからこその深み。

良き。
kappazusa

kappazusaの感想・評価

3.8
This is a good opportunity to see such a beautiful hand-carrying close-up long take. I totally understood this movie never needs camera blocking.
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