ゆめちん

マダムのおかしな晩餐会のゆめちんのレビュー・感想・評価

マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)
3.0
マダムのおかしな晩餐会

ユーモラスな掛け合いが微笑ましい、大人向けラブコメディでした。

パリに引っ越してきた裕福なアメリカ人夫婦のボブとアンが、セレブな友人たちをディナーに招きますが、手違いで出席者が不吉な13人となり、メイドのマリアを友人に仕立てディナーに参加させます。

嘘と身分の違いに悩みながらも恋に溺れるマリア、そのマリアに嫉妬心を抱くアン、2人の個性あふれる"マダム"を中心に繰り広げるラブコメディは、まさに様々な"スパイス"を効かせた大人の味わいでした。

富裕層の高慢でちょっと鼻につくアンをトニ・コレットが見事に演じ、嫌な女性の部分だけでなく哀愁も漂わせる美しい演技でした。

マリア役のロッシ・デ・パルマが、スペイン気質の陽気で明るい女性を魅力的に演じ、恋に落ちてまるで少女のように振る舞う様は、キュートで可愛いらしいものでした。

"ラブ・アクチュアリー"のような結末になったのでしょうか?
恋の行方は観るものに委ねられますが、どちらであってもマリアの清々しいし表情とパリの街を颯爽と歩く姿を見れば、彼女は明るい未来を見据えながら前に進んでいくのでしょう。

"玉ねぎ"には涙がつきものですよね〜🤣
ゆめちん

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