オーファンズ・ブルースの作品情報・感想・評価・動画配信

「オーファンズ・ブルース」に投稿された感想・評価

世界観も絵も演出もかっこいい。
ただついてこれるやつだけついてこい的な割り切りがあって、残念ながらぼくはちょっと途中で振り落とされてしまった。
minorufuku

minorufukuの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

記憶が少しずつ無くなる症状を抱えるヒロインのもとに孤児院で一緒だった幼馴染ヤンから手紙が届く。消印をもとに彼の住所らしき場所を訪ねてみるもヤンは見つからなかった。立ち寄った街でもう一人の幼馴染と再会したヒロインはヤンの妻が経営するペンションを訪ねる。妻が「直にヤンは帰ってくる」というので、彼らはペンションに滞在してヤンを待つことにするのだが......という話。
別の映画を観に行った時の予告編が印象的だったので鑑賞。

邦画でロケ地も明らかに日本なのだが、異国の地を巡っているような雰囲気が味わえるロードムービー。登場人物たちの名前も日本人っぽくない。しかも夏の話のはずなのに劇中で11月という音声も聞こえるから不思議だ。
セリフが少なく、人物相関関係などの説明がほぼないため、観客は役者の演技と映像から得られる情報からそれらを感じ取るしかない。しかも、ヒロインの病のことやヤンとの関係など肝心な部分については曖昧にぼかされている。それでも最後まで見せてしまう独特で新鮮な魅力のある作品だった。記憶を失っていくという前情報から期待する分かりやすい展開にはならない点もなかなか一筋縄ではいかない映画だと思った。メインの登場人物が5人いるのだが、終盤は完全に2人に焦点が絞られるのはやや流れが上手くないかなあと感じた。
オーファンは孤児という意味なのね。
中本

中本の感想・評価

2.9
「ソナチネ」とか「菊次郎の夏」とか「キッズリターン」がチラチラするけれど、夜書いた手紙を朝読み返さないで恥ずかしくなっちゃうことに北野武は人一倍敏感だと思う。
yyyy

yyyyの感想・評価

3.5
結構好きです。
卒業制作で作られた作品とは、思えないぐらい。
コンセプトとかテーマは、
めっちゃいいなと感じたし、
あと画面が
兎に角ドキドキするぐらい
いちいちカッコ良かったです。

お話しに関しては、
後半特にセリフが聞き取り辛かったり
お話しが混乱していくので
話が追い辛くなったのが
その分もったいない感じも正直ありました。
KSat

KSatの感想・評価

1.8
何がしたいのかはわかる気がするが、全くハマらず。しかし、何がダメなのかもよくわかりません。もう一度観る必要があるけど、もう一度観る気力もなく。
菩薩

菩薩の感想・評価

3.7
『オーファンズ・ブルース』なるタイトルのブルースの部分は『サマータイムマシン・ブルース』から来たそうで、なるほど終わらぬ夏に一番楽しかったあの頃に戻る為のタイムマシンかとなるし、オーファンズの部分はcero(野音…無念…残念…)の名曲「orphans」からと言う事で「別の世界では二人は姉弟だったのかもね」がしっくりと来るし「神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて、わたしたちはここにいるのだろう」な終わり方にグッと来るものがある。タヒチの連呼はこの旅が「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」との至上命題の探訪である事を思わせるが、そんな事も全て忘れてしまう彼女の旅は「幸福」な結末に至る。タバコをばかすかと吸っていた彼女が最終的に一本も吸わなくのも、彼女自身の記憶が欠落し幼少期まで退行している事の現れだとのことで巧いなと思った。ここがどこでいつかであるかも曖昧になっていく世界の中で、私が私である事を刻印する消えない傷跡は、痛々しさよりも今そこに生きている「私」の存在を浮かび上がらせる。忘れ難きは切断された指…よりも記憶媒体としてのカセットテープや草原での歯磨きであるし、口紅を塗ったエマに対して「無い方がいい」と言い放つバンの態度も、向かうべき結末を暗示させるものだったのかもしれない。カラックス、カーウァイ、そして濱口竜介の名を挙げる監督のこれからに大いに期待してしまう。部屋の掃除は過去の精算。
まめら

まめらの感想・評価

3.3
 オレンジ色だったね、青と赤がそれぞれのイメージカラーなのかな? 途中から青を着るようになったのはヤンを重ねられてしまったからなのかな。
まだまだ荒削りの部分もあるけど、卒業制作でこの完成度はやばい。
今後が楽しみな監督の一人。
岩井俊二監督みたいな雰囲気。
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