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大菩薩峠 第二部のhummingbirdのレビュー・感想・評価

大菩薩峠 第二部(1958年製作の映画)
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すごく良かった。オープニングの口論のシーンで、狭い場所にいると思ったら、写ってない部分のセットがすごく大きくて、人物もカメラもどんどん移動していくのに、度肝を抜かれた。

全体的にカメラワークが多くて、長回しはカメラも人物も移動。特に人物の縦移動の場面が好みだった。

各宿場の場面は人がすごく多くて活気がある。クライマックスは山を使った野外ロケで美しい。龍之介がやりを使うワンカットになってるアクションはアイデアも動きも特にすごい。

龍之介の虚無は控えめで、全体的に1作目より見やすいと思う。群像劇の面白さもあり。龍之介と関わる女性の苦しみをちゃんと描いてるのが本当に素晴らしい。

「痛快! 時代劇まつり」
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