米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

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米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯2019年製作の映画)

上映日:2019年08月24日

製作国:

上映時間:128分

あらすじ

「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」に投稿された感想・評価

DMC

DMCの感想・評価

3.5
前作今作観終えて不屈館も行ったしコザの史料館も観たよという方は真藤順丈「宝島」を読もう。史実に沿ったフィクションですがカメジローはそのまま出てきます。
tori

toriの感想・評価

3.5
那覇の映画館にとがった男の写真があった
彼は沖縄の英雄と店員さんに教えて貰った 
それが瀬永亀次郎との出会いだった

劇中その写真が登場 刑務所を出た瞬間 沖縄市民が熱烈に喜んだシーンだったことがわかった

沖縄返還以前亀次郎は赤としてアメリカに徹底的にマークされた
当時の赤狩りの流れで反発分子はすべて赤と決めつけたのだろうが
亀次郎は赤のかけらもないただ単に沖縄を愛し沖縄のためだけに生きた男だった

アメリカの度重なる妨害を乗り越え国会議員となり当時の佐藤首相と
国会で討論する実録シーン
今の茶番国会と違い双方とも誠意と熱意を持って討論していることに驚いた
さかな

さかなの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・若かりし頃の亀治郎の手術時、病院が停電したというエピソードにはぞっとした
・米軍が民主主義を裏切った(高等弁務官による専制が敷かれた)ことで沖縄の民主主義が育った、沖縄の民意の高まりが米国支配を退去させる結果となった…という捉え方が印象的だった
・つくづく、沖縄と香港って境遇が似ているなと思う
・沖縄返還時の地位協定をめぐる瀬長亀治郎と佐藤栄作の答弁。亀治郎「基地も米軍も自衛隊もいない、そういうのが平和な豊かな大地である(うろ覚え)」という力強い言葉。あれから50年ほどが経とうとしているが、もし亀治郎が今年の普天間基地辺野古移設是非をめぐる県民投票の結果に政府が向き合わなかったことを目にしたら、何と言っただろう。民主主義の敗北と評するんじゃないかな。
・日記中、亀治郎の一人称がセナガだったのが可愛らしく(?)思った。
・もし亀治郎がいなかったら沖縄はどんな道を歩んだだろうか?亀治郎が為したことは何だったか?亀治郎の権力に屈しない姿勢がもたらしたものは大きい。
不屈の精神自分を忘れて沖縄県民のために一生を捧げた男の話。
佐藤総理と対峙するシーンでは今の政治家にない異なった意見を持つ人の本を読もうと言うバランスのとれた姿勢が見えて今もそのような政治家がいて欲しいと思った。
亀治郎さんについてはあっぱれと言う生き方で暮らす家族も大切にする父親像も浮かび上がり素晴らしいと思った。
監督と娘の千尋さんの舞台演出もあり楽しかった
nishiyan

nishiyanの感想・評価

5.0
第二次大戦後、アメリカ占領下の沖縄で米軍の圧政と戦った政治家、瀬長亀次郎の生き様を描いたドキュメンタリーの第2弾や。前作の「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の続編にあたる本作は、カメジローの生涯をさらに深く掘り下げてるんと、本土復帰へ向けた激動の沖縄そのもんを描き出してるわ。

前作に続きこの映画を観て、前作以上にこのカメジローという政治家の生き様に痺れたわ。自治権が認められず、アメリカに従うしかなかった時代に(今も本質的には変わらん)、米軍に抵抗をし続けて、米軍からありとあらゆる弾圧や妨害を受けてもなお、それに絶対に屈することなく自分が正しいと思う信念を貫き通したその生き様は 、まさに予告編にもある「男は決して曲がらない一筋の道を歩き続けた」というナレーションの通りやな。 米軍にも日本政府にも全く屈さへん、これこそほんまもんの政治家やなとあらためて思たわ。辺野古の問題にしてもそうやけど、沖縄の強烈な自治意識の原点は、ほんまこの人にあるんかもしれんな。 大したもんやわ。

第2弾では、カメジローの人間としての魅力にもようけ触れてるわ。自分が借金をしてでも困っている人を助けたっちゅうエピソードやとか、奥さんとの微笑ましいやり取りやとか、娘に「うちはいつテレビを買うの?」とせがまれて困ったというようなエピソードもあって、ひとりの人間として、夫として、父親としての部分も垣間見えたところも良かったんとちゃうかな。

​本作のクライマックス​​、1971年12月4日の国会で​の​カメジロー​​と​佐藤首相との​ほぼ完全版ともいえる12分間の​質疑シーン、これ​​は​圧巻やったわ​。「基地もない、アメリカ軍もない、初めて平和という言葉が使えるんだ!」「この沖縄の大地は再び戦場となることを拒否する!基地となることを拒否する!」​のカメジローの弁舌には、涙腺が崩壊してもたわ。国会の質問聞いて泣いてしもたんは、生まれてこの方51年で、ほんまに初めてやわ。佐藤首相がカメジローよりも小っちゃく見えたな。この国に、それも戦後に、ようこんな凄い政治家が居ったもんやな。​感動したわ。

​​沖縄​は、​大戦中には​本土の盾になり、その後​は​本土から切り離され、米軍による理不尽な事件や事故に見舞われ​、また多くの女性が米兵に​蹂躙され続けてきた訳や。トランプ大統領は日米安保​は​不公平​やとか抜かしてるけど​、日米にずっと不公平を強いられてきたんは沖縄県民​やで。何も分かっとらん。アホとちゃうか。戦中、戦後通じて、沖縄の犠牲の​上に​今の日本があ​ることを、わし等も絶対に忘れたらいかん。カメジローを観て、​改めて沖縄の基地​負担の問題​について考えさ​せられたわ。​

映画の評価というよりも、このカメジローという人間の生き様に満点や。
れら

れらの感想・評価

4.0
最近になって、私たちは、DA PUMPの「U.S.A.」をあまりにも無邪気に(何も感じず考えず)受け入れすぎたのではないかという気がしている。
(この曲は映画に直接は関係ないです)

瀬長亀次郎。ものすごく簡単に言うならば、沖縄返還の1番のヒーローの人。

香港と沖縄を重ねて見る人がいる理由も、少し分かる気がした。(香港は本土に同化したくないわけだから一見逆のようだけど、結局は自治・主権・民主主義の話になるので)

音楽・坂本龍一、ナレーション・役所広司と宣伝されているけれど、実際に映画を見てみると、主張しすぎてなくてよかった。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.1
前作『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名はカメジロー』は記録しかしていなかったため本作見たのを契機に改めて投稿しました。
本作もドキュメンタリーとしてはオーソドックスすぎるくらいの特に捻はない作りですが、
前作見ていなくても問題ないのでぜひ本作からでも見て欲しいです。
沖縄の平和と自由と自立のために人生を捧げたカメジローさんの諦めない人生に胸が熱くなります。

監督の佐古忠彦さんと言えば
『筑紫哲也 NEWS23』を連想する、
佐古監督と同年代の自分。
筑紫さんの沖縄へのスタンスに批判があることは承知しているが、
私は筑紫さんの沖縄報道は必要だったと思うし、
安倍政権の沖縄への酷い態度を見るにつけ、
特に本土の人は本作を見ることをお勧めします。
ノブタ

ノブタの感想・評価

4.2
瀬長亀次郎のドキュメンタリー、第2弾!!

前作も良かったのですが、今作もGood!


この人の生き方を見ていると感動する🥺
こんな政治家が今の時代にいないのが残念…

ときの首相、佐藤栄作との委員会でのやり取りに一番感動してしまった。


瀬長亀次郎はまるで
沖縄の、いや、日本の
ガンジーのよう。
 瀬長亀次郎のドキュメンタリー第二弾である。今回最も心に残った言葉は「小異を捨てないで大同につく」だ。説明不要、言葉のままの意味だ。人はそれぞれに生まれながらの違いがあって、その違いをなくすことは不可能である。だから違いを認めたまま、大きな同一の目的のために連帯するのが現実的で、そのやり方であればその後の内部対立を生まないという考え方だ。実に理に適っている。
 現在の野党も同じやり方をすればいいという声もあるが、たとえば憲法改正についての考え方は同じではない。野党議員の中にも憲法改正に賛成の者がいる。そして憲法改正は小異ではない。大同だ。消費税増税についても同じである。
 そう考えると、この国で野党と呼べる政党は共産党と社民党だけということになる。れいわ新選組はまだ海のものとも山のものともしれないし、N国は与党でも野党でもない。立憲民主党と国民民主党は憲法改正について大同団結していない。公明党と維新の会は与党である。議員定数465人の定数の内、野党は共産党12人と社民党2人の14人。割合でいくと僅か3パーセントである。道理で共謀罪も安保法制も特定秘密保護法もサクッと通るはずだ。
 議院内閣制では衆議院議員の多数派が総理大臣を指名するから、行政も国会も同じ権力者に集中する。そして最高裁判所の裁判長は内閣が指名し、裁判官は内閣が任命するから、司法も行政も立法も同じ権力者である。「私は立法府の長である」と暗愚の宰相アベが言ったのは、理論的には間違っていても、現実的にはそのとおりである。「私は行政府と立法府と司法府の長である」と言いたいところなのだろう。実際に最高裁が行政府に不利な判決をしたのはここ最近では見たことがない。
 これは実は由々しき事態ではなかろうか。有権者のバランス感覚がおかしいとしか言いようがない。アメリカの大統領選挙でも大抵は接戦だ。投票率は日本と同じくらい低くて50%ちょっとだが、アメリカでは投票するために有権者登録をする必要がある。日本でもアメリカと同じように選挙のたびに有権者登録が必要になったら、投票率は激減するだろう。半減して25%くらいになる気がする。そうなったらもはや民主主義国たり得ない。
 瀬長亀次郎の長い戦いはその後も引き継がれてはいるが、少なくとも選挙の結果を見る限りは、日本の有権者は沖縄などどうなってもいいと考えていると判断せざるを得ない。非常に残念である。

 さて、瀬長亀次郎のブレない姿勢はドキュメンタリー第一弾でも十分に解ったつもりだったが、沖縄を統治する米軍から被選挙権を剥奪されたことは本作品で紹介されるまで知らなかった。政治家にとって被選挙権がないということは四肢をもがれたに等しい。しかし亀次郎には、何もできないから諦めるという選択はなかった。被選挙権がなくても立候補する。選挙運動をする。賛同してくれる同士を応援する。
 家にあっては相談に来る人の話をすべて聞く。アドバイスがあれば話して聞かせる。金が無いと言われれば借りてきて渡す。借りてくるのはいつも亀次郎の妻瀬長フミさんだ。亀次郎は政治家だからそれなりの対面を保たなければならない。だから影でフミさんが苦労していた。蓋し良妻の鏡のような女性である。
 本作品のハイライトはフミさんの知られざる活躍である。この女性がいたからこそ、瀬長亀次郎の不屈の人生があったと思う。亀次郎は94歳という長寿で、フミさんは100歳まで生きた。長寿のご夫婦である。二人の信念は、民衆が黙っていない、必ず米軍のいない、基地のない平和な沖縄が取り戻せるというものであった。いまだにそれを実現できていないことを日本の有権者のひとりとして恥ずかしく思う。
 前作に引き続いてナレーションを担当した山根基世の落ち着いた声はとても聞きやすい。男性のナレーションは前作の大杉漣も悪くなかったが、本作の役所広司のナレーションはとてもいい。声に力がある。日本の有権者はしっかりせいと、聞いているこちらが励まされるようであった。
s

sの感想・評価

4.1
映画というよりドキュメンタリー番組みたいだった、けどすごい人を見たと思った