同じ柴咲コウ主演作の「食堂かたつむり」と一緒にレンタルしてみた。
「食堂かたつむり」も強烈だったが、こちらはそれに輪をかけて凄まじい作品。
画面上に映る全てのものがバカらしくて、作り手のやる気のなさが伝わってきて非常に大きな苦痛を感じる。
後半に進むに従ってその傾向は強くなり、仲村トオルと柴咲コウが熱いバトルを繰り広げるクライマックスで極点に達する。
登場人物が何を考えているか、とか、何が起こってるか、とか、全くもって分からないし、ここまで来るとそんなことどうでもよくなってきて、無の境地のような心地になる。
21世紀の邦画作品の中でも一、二を争う、トップクラスの歴史的駄作。